【本のご紹介】

sustainable city new york

「サスティナブルシティ ニューヨーク 持続可能な社会へ」

田中めぐみ著 繊研新聞社

世界有数の大都市ニューヨークが 持続可能な社会の実現に向けて奮闘する様子を描いた本、「サステイナブルシティ ニューヨーク 持続可能な社会へ」を、弊社代表が執筆しました。

ニューヨークというフィルターを通して、持続可能な社会の形成に必要な情報を網羅的に記しています。

日経ビジネスオンラインで紹介されました。
クーリエ・ジャポン(2014年1月号)で紹介されました。
週間NY生活(2013年11月7日号)で紹介されました。
HUgE10月号で紹介されました。
USフロントライン(2013年9月5日号)で紹介されました。
環境新聞2188号(2013年8月7日号)で紹介されました。
*枝廣淳子さん主宰"イーズ未来共創フォーラム"で紹介されました。

立ち読みはこちらから。

*米国内在住の方に、送料込み23ドルで販売致します。詳細はこちら

以下、目次とプロローグを掲載致します。

《プロローグ》

なぜニューヨークがサステイナブルなのか

「消費とマーケティングのメッカ、ニューヨークがサステイナブル都市?」
何を言っているのだとお思いだろう。
その通り。
ニューヨークが真に持続可能になることなど、恐らくあり得ないだろう。
金のためなら手段を厭わない金融市場の中心地であり、あらゆるマーケティングを駆使して過剰消費を煽り、それを世界に向けて発信し続ける大都市ニューヨークが持続可能とは、思いあがりも甚だしい。
しかし、腰を据えて眺めてみると、この街の面白い実態が見えてくる。
強欲が渦巻く一部の企業や人々をよそに、世界が抱える環境・社会問題に対して声高に疑問を呈し、政府や企業に頼ることなく自ら持続可能な社会を模索し続ける多くのチャレンジャーがいる。
彼・彼女らは、個人として、非営利団体として、あるいは事業を起こすことで、諸問題への解決策を提示し、全世界に波紋を投げかける。
一方、行政は、住民参加型の政策により市民の当事者意識を覚醒し、自治体業務を企業活動に転化することで、経済成長と持続可能性の両者を実現すべく取り組んでいる。
市民、企業、自治体、非営利団体、各々の絶妙なバランスが、ニューヨークという大都市が持続可能性に向かって突き進む原動力になっているのだ。

(以上、本文「プロローグ」より抜粋)

《目次》

プロローグ

気候変動
温暖化を事実と認めさせた、ハリケーン・サンディの影響力
ニューヨークの気候変動適応策


蘇る湿地帯
自然の法則を応用した雨水管理システム、ブルーベルト
水はどこから来てどこへ行くのか?ニューヨークの上下水道事情
本当に安全? ニューヨークの水道水
水道水に含まれる医薬品や日用品
水道水vsボトル入り飲料水、どちらが安全?
ウォーターレクリエーションなら、大都市ニューヨークで

エネルギー
ニューヨークのエネルギー事情
アメリカ原子力発電の行方
エネルギー・ハイウェイ構想
レストランの廃油は貴重な資源

交通
歩ける街、ニューヨーク
自転車にやさしい街へ
車を手放して身軽に!カーシェアリングの台頭
通勤はフェリーで


古い建物を好むニューヨーカー
ルームシェアで優雅な暮らし
注目されるマイクロ・ユニット
グリーンビルディング建設ラッシュ

ゴミ
ニューヨークのゴミ事情
コンポストで一石三鳥!
ゴミを出さない共有社会へ
はしけと鉄道でゴミの輸送効率化


増え続けるオーガニック需要
ローカル好きなニューヨーカー
農家は地域が支えるもの、地域支援型農業(CSA)
理想の職業は農家?アーバンファーミング

健康
増える肥満、その背後に潜む社会問題
スモーカーが住みづらい街

コミュニティ
サステイナブル・コミュニティ、ブルックリン
ジェントリフィケーションで二分される住民
多様性を実現するアフォーダブル住宅


住民の住民による住民のためのコミュニティ・ガーデン
街路樹を養子に
地域住民が作り上げた空中庭園、ハイライン
ゴミ埋立地から環境配慮型公園へ、フレッシュキルズ・パーク
未来を見据えた島、ガバナーズアイランド

市民参加
ニューヨーカーのボランティア精神
寄付の力
アメリカの非営利団体
銀行に頼らない資金調達、クラウドファンディング
社会を変える原動力になるか、オキュパイ・ムーブメント

エピローグ

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